2026.03.14
みなさま、こんにちは。
3月17日から「春のお彼岸」が始まります。
当寺では、3月20日(中日・祝)午前11時より、彼岸会法要を厳修いたします。
お彼岸といえば「先祖に感謝してお墓参りをする日」と思われがちですが、真宗大谷派において、何よりも大切にしたい場所は「本堂」です。
なぜ、お墓の前に「本堂」なのでしょうか?
本堂は、あるがままの「私」が仏様の教えに照らされる場所です。
亡き人は、お墓に留まっているのではなく、阿弥陀如来という仏様となって、いま私に語りかけてくださっています。
「感謝を伝える私」から、「仏様に案じられている私」への気づき。
本堂で静かに座り、お念仏を称えるとき、「ありがとう」という言葉以上に、「ああ、私はこれまで自分勝手に生きてきたけれど、こんな私を見捨てず導いてくださる大きな願いの中にいたのだ」という気づきが生まれます。
お彼岸の中日は、太陽が真東から昇り、真西へと沈みます。
西方極楽浄土と、私たちの住むこの世界が一直線に結ばれる日。つまり、此岸(この世)と彼岸(仏の世界)が、物理的にも精神的にも、一年で最も近くなる時期です。
この「お浄土の光」が最も身近に感じられるときに、まずは本堂の阿弥陀様の前で、その光に照らされてみてください。
お墓参りは「法要」のあとに
お墓は、本堂でいただいた「気づき」を、亡き人と共に分かち合う場所です。
「お墓参りのついでに法要」ではなく、「法要で仏教を聞き、その喜びを携えてお墓へ向かう」。これが、お彼岸の本来の歩み方です。
みなさまがたもどうかお彼岸にお参りください。