2026.06.27
お参りのいろは
盂蘭盆会(お盆)
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
関東近郊、ことに東京では7月13日から16日を【お盆】としているところもあります。
圓林寺では 7月15日11時 からお盆の法要があります。
また、8月もお盆としております。
なぜ㋆15日がお盆とされているのでしょうか。
お盆とは?
お盆とは正確には【盂蘭盆会】と書き、(うらぼんえ)といいます。
これは、仏教を開かれたお釈迦様の話していたサンスクリット語の「ウランバーナ」という
言葉からきています。「ウランバーナ」が音写されて、うらぼんえと呼ばれ、【盂蘭盆会】となったと
言われています。
「ウランバーナ」と言う言葉の意味は、「倒懸(とうけん)」というものです。
直訳すると「逆さまに懸ける」という言葉です。
これは、お釈迦さまのお弟子さんの目連尊者(もくれんそんじゃ)のお母さんが餓鬼道へ落ちてしまう姿を表しているのです。そして目連尊者は母を救いたいという思いでお釈迦さまのもとで教えを請います。
そうして餓鬼道へ落ちてしまう「倒懸」の衆生を救う教えを説いた物語が「盂蘭盆経」の教えなのです。
お盆の意味は?
浄土真宗では、お念仏の教えをいただいた人であれば、餓鬼道に落ちることはない
とされています。では誰のために、何のために盂蘭盆会を迎えるのでしょうか。
浄土真宗では、亡き人への供養としてのお盆ではないのです。
私たちより先に人間を全うしていかれた方々のいのちを通して
後を生きていくわたし達に、いのちの儚さ、尊さ、阿弥陀佛の真実の教えに
気付いていくことが大切だということです。
特別なお供えは必要?
一般的に、お盆と言うと、「迎え火」や「送り火」、迎えるため・送るための「野菜で作った乗り物」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、浄土真宗では、亡き方がお浄土から娑婆世界に帰ってくるという概念はありません。
なので、迎える、送り出すということは特に必要とされていないのです。
大切なのは、先にお浄土にいかれた方々を思うこころなのです。
目に見える行為ではなく、亡き人と向かい合うこころ。
そしてすべての人々を救いたいと願っている、阿弥陀仏、その世界にいかれた方々。
その願いに向かい合うことが、一番大切なことではないでしょうか。
慣習として、文化としてのお盆も素敵ですが、
ひとり一人のみなさまが、それぞれのお盆のこころで
お迎え頂けたらと思います。